第18回 公益社団法人 日本鍼灸師会 全国大会in近畿 レポート

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「わが街、はり・きゅうのある暮らし~バック・トゥ・ザ・鍼灸~」

2023年10月21日(土)22日(日)大阪府泉佐野市にあるスターゲートウェイホテル関西エアポートにて開催されました。

2023年10月22日(日)専門講義4

場所:5Fクリスタル 10:15~11:45

〇医鍼連携と小児はりの可能性(実技供覧)

今回は滋賀県鍼灸師会の企画として、

座長:森洋平先生

演者:児玉和彦先生、油谷真空先生

が登壇されました。

まず、児玉先生からは

1.「風邪」の中に潜む「致死的疾患」を見逃さないコツ

2.「風邪」は「治る」のか?「治せる」のか?治療の際に知っておきたいこと

3.小児における医鍼連携の今後

を主なテーマとして講演していただき、

藤本蓮風先生・鍼灸との運命的な出会いから日々の小児医療の現場・臨床の事などとても分かりやすくお話しをいただきました。

油谷先生からは

古代鍼、打鍼が、小児鍼の定義にも則しているという確認、

また近年、再注目されてきている“小児はり”の臨床実際と

小児における「四診による問診以外の三診(望聞切)」を用いての弁証論治の重要性を講義いただきました。

その後、油谷先生の実技供覧となりました。

実技ではモデル患者1名(小児を想定)に対して体表観察・弁証論治に沿った取穴に対して

打鍼・古代鍼®で実際に治療デモを行う流れとなりました。

油谷先生のスピーディーかつ繊細なタッチ、所作に多くの参加された先生方が魅了され、

講座後も沢山の先生方が質問に訪れました。

今回は予定よりも実技の時間が押してしまった部分もありましたが、

参加者からは

「児玉先生の話を聞いて鍼灸師としても改めて小児における西洋医学知見を学ばなければならないと思った」

「油谷先生の実技が間近で沢山みて学ぶことができて良かった」

などの沢山の声をいただきました。

児玉先生のお話の中にもありましたが、

今後、両医療の特性を踏まえて、最良の医療が提供できるよう

両医療に学び、理解を深め

“医鍼連携‘

できるより良い未来になるよう日々努力を重ねていかなければと強く思う時間となりました。

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