みなさまこんにちは(人-ω・)☆
今年は暖かい日寒い日が繰り返し起こり比較的暖冬のようですね(^^)/
先日、ポカポカ陽気の11月4日㈰に北辰会スタンダードコースが開催されました。
今回のスタンダードコースは、一日で体表観察理論そして実技を学べるカリキュラムでした。
目次
腹診から学ぶ、上下左右の法則を用いた診断法
1コマ目:腹診 准講師:木下慶治先生
今回腹診の講義をしてくださったのは准講師の木下慶治先生です。
講義では、バリトンボイスかつイケメンボイスで、貴重な修行時代のお話や打鍼のルーツなどお話ししてくださいました。
今回は腹診の診察意義のうちの一つ、全身の縮図をご紹介したいと思います。
全身の縮図を使った治療法とは?
この図を使用すると腹を診ることにより、全身をとらえることができます。
臨床で使う際のポイントは、人体を大きくとらえること。
例えば臨床で右肩痛の患者さんが来院された際に右の脾募あたりに反応が出ていることがあります。
図…右の肩⇒右脾募あたりに該当します。
更に腹診は六経弁証、衛気営血弁証にも応用することができます。
他にも木下先生の面白い話…各部位の臨床的な所見、透析の患者さんや肺がんの患者さんの腹診所見のお話など明日から実践で使える知識が盛りだくさんの講義でした( *´艸`)
~背候診で五臓六腑の声を聴く~
講義の担当は准講師の各務祐貴先生です。
メガネが素敵( *´艸`)☆
北辰会の背候診とは?
北辰会の背候診は1行2行3行があります。学校で学ぶ1行2行とは異なります。
詳しく知りたい方は下図をご参照ください。
※経穴図の出典は⇒CD-ROM十二経絡図譜電子版(Windows版)
藤本蓮風 橋本浩一 アルテミシア(一般の方でも購入することができます。)
講義では背候診の重要性、臨床的な所見などお話ししてくださいました (^^)/
なぜ背部兪穴が重要で治療ポイントにもなるのか?
それは膀胱経上に五臓六腑のすべての兪穴が存在し、さらに督脈には各臓腑が付着するからです。
したがって臓腑すべての反応を把握でき、かつ治療にも使うことができます。
講義では背候診で注目すべき所見や、漢祥院での慢性消耗性疾患の患者さんの兪穴の話など、貴重なお話を聞くことができました。
午後講義は実技に没頭!!体表観察術のスキルアップ!!
実技のデモンストレーションは藤本新風代表です。
午後では午前中に講義で学んだ内容を実技で学ぶことができる内容でした。
実技は三部制で腹診、背候診、手足の取穴でした。
会場は鍼灸師の熱気でムンムン(๑•̀ㅂ•́)و✧
背候診で背部兪穴を取穴している写真( •᷄ὤ•᷅ )集中…。
感想(◍•ᴗ•◍)
今回のスタンダードコースは午前の内容を午後の実技で復習、さらに体表観察能力に活かすことができ、学びとなりました。
実技は三部制で腹診、背候診、手足の取穴となっており内容盛りだくさん!明日から使える実践的な技術を身に着けることができました。
私としては少人数で学べるのが最大のメリットだと思います。講師の先生に日ごろの臨床での疑問を質問したり、自分の体表観察技術の課題を教えていただいたりと今後のスキルアップにつながりました。
北辰会の活動のお知らせ
〇11月24日(土)~25日(日)
併催:第27回日本刺絡学会学術大会
大会テーマ:「日本伝統鍼灸の確立に向けて -日本鍼灸のアイデンティティ-」
大阪府茨木市で開催
〇12月16日(日)
東京衛生学園で開催
〇2019年2月10日(日)~11日(月祝)(該当ブログ記事へリンク)
熱海市で開催
☆北辰会では様々なイベントが盛りだくさん!!
ちなみに次回の定例会12月2日の本部スタンダードコース終了後は北辰会の忘年会もあります。
講師の先生方と話せるチャンスですよ(^^♪
会員の方も聴講生の方もご参加お待ちしています。