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『鍼灸OSAKA』に藤本新風代表の“置鍼”に関する記事が掲載されました!
新風代表より
このたび森ノ宮医療学園出版部からの依頼で、鍼灸OSAKA137 Vol.36 No.1/2020において、「置鍼の3W1H」というテーマでアンケートに回答し、かつまた、「北辰会方式における置鍼術」、ということで私見も含め寄稿させていただいた。『内経』に根拠を求め、石坂流や夢分流の考えも交え、「置鍼」についてまとめた内容である。
北辰会会員各位においても是非参考にしていただきたい。
藤本新風
奥村学術部長からもコメントを頂いております!
『鍼灸OSAKA137 Vol.36 No.1/2020において、「置鍼の3W1H」を拝読して』
置鍼について、今後の日本鍼灸を担っていく先生方が、それぞれの見解を開陳された。
誰もが、鍼術において「なぜ・いつ・どこに・どのように置鍼をするか」と考えたことはあったことと思われる。
しかしいつのまにか、それぞれの診療スタイルが出来上がってきて、ある意味ルーティンになっていることに気付かされる。
今回、北辰会藤本新風代表をトップバッターとし、続いて日本における中医学鍼灸を牽引されてきた三旗塾の大石千絵子先生と金子朝彦先生・経絡治療学会の事務局長をされてきていた橋本巌先生・中国本土の老中医に師事され帰国後日本伝統鍼灸に学ばれた藤原大輔先生・そして最後は日本臨床鍼灸懇話会の鈴木信先生と選りすぐりの先生方の顔合わせである。
多くの先生方に共通していたことは、文献的根拠としていわゆる『内経』の記載に基づかれていた。そしてその解釈にあたってもほぼ共通理解できるものであった。
そして相違点については、各人が直接お読みいただき学んでいただきたく思う内容であった。
私自身あらためて置鍼の意義を考えさせていただく良い機会を与えられたことに感謝する次第である。
学術部 奥村裕一
[ 鍼灸OSAKAとは ] https://book.morinomiya.ac.jp/magagine/view.php?item_pk=1593139951
大阪鍼灸専門学校(現:森ノ宮医療学園専門学校)の出版事業。卒後教育の充実を目指し1985年に鍼灸臨床専門誌「鍼灸Osaka」を創刊。以来、30年以上にわたり東洋医学界発展の牽引役として書籍を出版。 専門書から一般書まで幅広く編集発行しており、伝統医学の継承と発展につとめ、臨床に優れた医療人を育て、医学・医療の発展に貢献している