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第18回古典講座ライブ~『万病回春病因指南』を題材として~「“痞満・鼓脹”を学ぶ」
8月20日(日)に第18回古典ライブ講座「“痞満・鼓脹”を学ぶ」が行われました。
今回で18回目となりました古典ライブですが、
お恥ずかしながら、今回が初めての視聴でした。
「古典って難しいよなぁ」
「きっと上級者向けやから、自分にはまだ早いよなぁ」
なんて勝手なイメージをいだいておりました。
しかも今回は「痞満」?「鼓脹」??聞き馴染みのない症状が、、、
(ただの勉強不足です(^▽^;))
しかし、今回はeラーニングで𡈽田丈先生による臨床各論「痞満・鼓脹」が配信されており、予習もバッチリしたのでいけるはず(といっても1回観ただけですが)、、、
率直な感想
やっぱり難しかったです(T‐T)
でも、なぜ難しいと感じたのでしょう??
私のたどり着いた答えは、
「わかるまで、動画を観なかったから」です。
やはり、1回見ただけでは自身の知識ではわからないことが多くありました。
でも繰り返し観ていくと、(アーカイブ配信で2週間に限り何度でも視聴出来ます!)
「ここは自分でもわかる」
「ここはわかっていなかったけど、わかりやすく解説してくれている」
「ここはまだわからないから、もう少し見てみよう」
というように、「何が」「どう」わからないのかがわかってきました。
そうすると、視聴する前の苦手意識が無くなり、古典ライブがおもしろくなってきました。
私としては、
初学者向けでないことは否定しませんが、「今よりも鍼灸で救える患者さんを増やしたい」という方にとっては、古典ライブは勉強をする為のとても良い機会だと思います。
前置きが長くなりましたが、内容にいってみましょう!
「痞満」
「痞満」とは心下部が痞塞して胸膈満悶している状態。
臓腑においては中焦(脾胃)の昇降が大事とのことですが、やはり虚実の見極めが大事。特に中焦は飲食物の影響もあり、虚実が錯雑しやすいとのこと。
現代は実証が多いとのことですが、昔は虚と捉える場合が多かったそうです。
虚実を見極めるためにも体表観察が大事になりますが、
病のストーリーを意識して見ていくことが、体表観察の上達につながるとのこと。
また、湯易に比べ、鍼灸では体表観察で治療直後の判断が行える利点があるので、このような所でも北辰会の体表観察は強みになっています。
続いて「鼓脹」
西洋医学でいう、肝硬変などの腹水に相当するような病態で、
先ほどの「痞満」→「鼓脹」と進行していくようです。
肝脾腎の失調とのことですが、そのような重症患者さんを診た事が無く、
「私にはあまり関係ないかな」と思っていたのですが、、、
見透かされたように、
新風代表が「普段診ている患者さんを大病に至らしめないようにするためのヒントが得られる」とおっしゃっており、“ハッ”となりました。
「最近、痞満の症状を訴えている患者さんがいた!」
関係ないことなかったです(汗)
古典ライブとどのように向き合うか、非常に勉強になりました。
初参加の古典ライブでしたが、学術だけでなく、非常に多くの学びをえました。
次回の古典ライブが楽しみです!
文責:国松大樹
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