皆様こんにちは、ブログ課スタッフの前田です!
2017年6月11日(日)は大阪社会福祉会館にて、エキスパートコースが開講されました\(*’ω’*)/
目次
一コマ目「シリーズ傷寒論 No.21陽明病をマスターしよう! その2」
正講師・水本淳先生によるご講義でした☆
水本先生は愛媛県で「鍼灸専門 東洋醫学院」の院長として、
日夜臨床に力を注いでおられます。
なんと水本先生…
ご講義のために、わざわざ飛行機で
愛媛からお越し下さいました!!!(ノД`)・゜・。
いつも笑顔でジェントルマンな水本先生ですが(。-`ω-)ノ+
そんな穏やかなお顔とは裏腹に、
ご講義中は熱くご指導下さる北辰会講師きっての、ベテランの先生です!
今回は水本先生のご子息の症例を元に
「太陽と陽明の併病」についてご解説いただきました。
インド旅行帰りのご子息が、
飛行機着陸後、LINEで吐き気・嘔吐・発熱・怠さetc…
を訴えてきたものの、体表観察も出来なければ鍼治療も出来ない…!
しかし事は急を要する…!
手元にあるのは数種類の漢方エキス…
正解を導きだす手段は、そう!!!
「問診能力」のみ!!!
こんな時、あなたならどうする!!?(; ・`д・´)
「さぁさぁ皆さんだったらどんな問診をとりますかー!?(。-`ω-)ノ」
水本先生自ら、あっちへウロウロこっちへウロウロ…(-ω-´= -`ω-)
先生方に次々と質問なさっていきます!
こうしてみんなで一つの症例を整理しながら考えることが北辰会の魅力です。。。
その時の場景をまざまざと体験するかのような、
濃密なご講義を楽しく受講させていただきました\(^^)/
刺鍼強化クラス
別室では、刺鍼強化クラスが開催されました。
北辰会の講師には正講師、准講師、という種別があり、
准講師にとって正講師となる一つの条件として撓入鍼法の指導法をマスターする必要があります。
そのために開催されているのが刺鍼強化クラスです。
内容は、撓入鍼法を何段階にも分解し、各段階について指導講師からレクチャーを受けます。
一つ一つのステップをクリアして行くことで効果の高い、正しい刺鍼法を習得していきます。
こちらは、ティッシュを硬く丸めて作成した刺鍼台に、
撓入鍼法でスムーズに刺鍼を行えるようレクチャーを受けているところです。
刺鍼の際、ティッシュには程よい抵抗感があり、上手く刺せていないと途中でひっかかったり、それ以上深く刺せなくなったりします。
その原因は、鍼先に力が集中できていなかったり、刺入の途中で刺入の方向が変わってしまったりすることなどによります。
それを途切れることなく「ひと調子」で刺鍼を行うことで、
目的の深さ・角度まで適切な速さで刺入を完了させることができ、結果として気をたくみに動かすことができます。
理論と実践を学ぶことにより、両者を一体のものとして北辰会方式を習得していくことが大事なのですね!
2コマ目「難治性てんかん(Dravet症候群)に対して鍼治療が奏効した一例」
お昼休憩を挟み、鈴村水鳥先生、正講師・村井和先生、代表・藤本蓮風先生による症例解説でした。
Dravet症候群とは、
1歳未満の乳児に4万人に1人の割合で発症する難治性の小児てんかんです。
まず初めに和歌山市で和クリニックの院長を務められている
正講師・村井和先生よりご解説いただきました。
ドクターである村井先生は、
西洋医学的にみた疾病の概念や、検査結果の詳しい情報を
いつも詳しく解説して下さいます<(_ _)>
↑アジアンビューティーな村井先生( *´艸`)
北辰会では難病疾患に果敢に挑み、
良好な結果を数多く挙げております。
その事実を西洋医学的に数値で示すとどのように
変化しているのか??
こうして施術者と患者さんが共用できる情報は、とても貴重です!
そして我々鍼灸師が西洋医学的な勉強をより身に着けることが出来る…
これはドクターの在籍が多い、北辰会ならではの利点ですね!(๑• д•́ )✧+°
北辰会代表・藤本蓮風先生からは弁証論治、配穴、
問診や体表観察のポイントについてご教授頂きました。
てんかん発作に鍼灸治療が有効だなんて、
一体どれだけの方がご存じなのでしょうか…?
もっと北辰会方式の鍼灸治療が
広く知れ渡ればと感じた素晴らしい症例でした(-ω-)
3コマ目「常用兪穴刺鍼」
副代表・藤本新風先生によるデモストレーションでした☆
北辰会方式では
非常に繊細な手技、「橈入鍼法」を用いておりますので
(詳しくは5月7日のブログをチェックですっ(•̀ᴗ•́)و ぐっ)
手つきはもちろん、タイミングや患者さんとの間合い、どういった呼吸のリズムで行っているのかを
大画面で「見る」のは非常に大切な勉強になります!
そして最後の一時間は応用実技が行われました!
実技を担当して下さったのは奥村裕一先生、堀内齊毉龍先生、高木幸二先生、原元氣先生、山本克仁先生、小峰ゆりか先生、木下慶二先生、足立尚哉先生、松本賢一先生、各務祐貴先生、田淵大輔先生、計11名の講師の先生方です。
皆さん自身の課題と真剣に向き合い、会場内は熱気に満ち溢れていました。
全ては患者さんのために…(ง •̀ω•́)ง✧
以上、ブログ課スタッフ前田でした!