10月14日、急に気温がグッと下がり、そろそろ衣替え!という季節になってきた頃、大阪たかつガーデンにてスタンダードコースが開催されました^_^
毎日、刻々と変化する患者さんの体調。
その場その場において、目の前の患者さんに最も効果的な1穴とは何か!?
今回症例解説を通して、それを絞り込むためのノウハウを学びました٩( ‘ω’ )و
目次
症例解説(パニック障害)
講義を担当して下さったのは原元氣先生です(^^)/
配穴する上で重要なこと、そして精神疾患の患者さんを治療することの難しさを熱く、わかりやすく解説していただきました!
患者さんとの距離を詰めるために
精神疾患の患者さんを治療するには、それ相応のデリカシーが要求されます。
患者さんが聞かれたくないことをズバズバ聞いていては、なかなか距離は縮まりません。しかし聞いたことで逆に距離を詰められる場合もあるかと思います。
「これは正解がない問題!患者さんとしっかり信頼関係を作ることが重要!」
とおっしゃっていたのが印象的でした٩( ‘ω’ )و
皆さん集中して講義を聞き入っていました(^^)
最も効果的な1穴に絞り込む
「弁証はしたが、いざ治療となると一穴に絞り込めない」
このような場合、標本主従を明確にする必要があります。
つまり、いろいろな要素がある中でも、主訴出現に至らしめているメインの原因は何なのか!?
もちろん、それに基づき最も反応の出ているツボを見つける体表観察能力は必須となります٩( ‘ω’ )و
その場における標本主従を明確に
「選んだ一穴が、途中から急に効かなくなる」
これは経過の中で標本主従が変化している可能性があります。
初診時だけでなく、その場その場における標本主従が明確にできていないと、継続的に効果を出すのは難しくなります。
その都度、最も反応の出ている所見を見逃さないことが重要ですね٩( ‘ω’ )و
論理的思考をもとに配穴を変える
「配穴を変えたが、なぜ変えたか自分の中に落とし込めていない」
上手く効果が出ないからと違うツボを使う。
こっちのツボの方が反応出ていたからとツボを変える。
このように配穴を変えていると、効いても効かなくても、なぜそうなったのかが結局理解できません。つまりその先の治療に繋がらないということです。
そうならないためにも、しっかり標本主従を明確にしておく必要がありますね٩( ‘ω’ )و
病邪弁証
講義を担当して下さったのは田淵大輔先生です(^^)/
「六淫の外邪」と「内生五邪」の定義を理解するとともに、邪気がなぜその病証を発生させるのか、というメカニズムについて学びました。
生理がわかれば病理がわかる!!ということで、改めて生理からしっかりと復習することができました٩( ‘ω’ )و
基礎実技「背候診」
デモを担当して下さったのは山本克仁先生です(^^)/
まずは基本的な触り方、注意点などを解説していただきました!
開甲法といって北辰会方式では膈兪以上の兪穴はこのような姿勢で診ます!
これにより背中のツボの反応が捉えやすくなります。
膈兪以下はこのように伏臥位で診ます!
督脈の圧痛を確認する際は、必ず邪に当たってから揺する、ということがポイントとなります٩( ‘ω’ )و
講師養成クラス
別室では講師養成クラスが開催されました(^^)/
今回は畳の部屋で、何だか修学旅行のような気分…( ^ω^ )
ですが、ここは修行の場。和みながらも皆真剣です!
他を見ると「手がかたいなぁ」などと気付けても、同じことを自分でやっていることもしばしば。
ここでは自分の体表観察能力向上だけでなく、指導力も訓練しています!!
順雪会申し込み開始!
ついに今年もこの季節がやってきました(^^)/
冬季強化合宿(順雪会)の申し込み開始です!!
この合宿は年に一度の宿泊型研修会であり、ここでしか学べない内容が盛りだくさんです٩( ‘ω’ )و
詳細は「2018年度冬季強化合宿のご案内」をご覧下さい!
以上、ブログ課スタッフ石川がお届けしました(^^)/