みなさんこんにちは!
ブログ課、新スタッフの石川です。どうぞよろしくお願いいたします!^_^
4月15日(日)、スタンダードコースが大阪たかつガーデンにて開催されました。
今回は年度一発目ということもあり、とても多くの先生方が参加されていました。
北辰会方式ってどんな内容なの?
そんな疑問を抱いている方に今回の定例会での内容を、3つのポイントで紹介したいと思います(^-^)/
目次
北辰会方式とは?
正講師:山本克仁先生による「北辰会方式とは」講義
1:北辰会方式の特徴
⚫ 少数穴(ほぼ1穴)で治療を行う
鍼はあくまで生体にとっては異物であり、その異物である鍼が生体に入ることで、体の中の気が反応する力を利用して治療します。
その際、鍼が一本だと気が分散されることなく、一方向に大きく動かすことができます。
さらに、少数鍼にすることで治療後の効果判定がしやすく、その後の治療方針を何度も咀嚼して考えることができます。
⚫ 撓入鍼法・打鍼・古代鍼
北辰会方式では撓入鍼法という鍼管を用いない独自の刺鍼術を採用しています。
また、敏感な体質の方や、乳幼児に対しては、打鍼や古代鍼といった刺さない鍼で治療を行っています。
「なぜ1本しか鍼を使わないのか?」ではなく、1本だからこそ気の動きをうまく利用でき、生体にどう効いたのかが分かりやすいから、その後の治療にもすぐ活かせるという利点があることがわかりました!
また「刺す鍼が適用しない(゚o゚;;)」という患者さんでも治療ができることは大きな魅力だと感じました。
2:北辰会の理念
北辰会は、体と心と魂の救済を目指します。そしてそのためには確たる診断学に基づく治療、術者の明るさ、そして鍼を楽しむという心持ちを重要視します。
治療してくれる先生が明るく、楽しい気持ちであれば患者さんも安心できますね(*´꒳`*)
3:北辰会方式の学び方
⚫ どのテキストを読めばいい?
北辰会方式には数多くのテキストがあり、初学者は何から勉強していいかわからなくなってしまう事もあるかと思います。
→まずは北辰会基本テキスト三部作から入ろう!!(画像クリックでAmazonページが開きます)
⚫ 臨床のリアリティが湧いてこない時は?
どれだけ学んでも、北辰会方式の臨床のリアリティが湧かないということも多いかと思います。そんなときは実際に北辰会方式の創設者、藤本蓮風代表の治療を見学にいってみることもヒントになるでしょう。
講義後、山本先生から「北辰会方式を知るには、北辰会方式を詳しく勉強することは勿論のこと、他流派を知り比較することで、より深く理解する事ができます。」とのコメントをいただきました。
患者さんの前では常に明るく楽しい気持ちで、そして他の流派にも目を向けて北辰会方式との違いを知ることで、より一層理解が深まりますね^_^
北辰会方式が重視する脈診とは?
北辰会副代表:藤本新風先生による「胃の気の脈診」講義
北辰会方式の提唱する胃の気の脈診は、胃の気(生体の生命力)そのものに着目した脈診法です。
胃の気の脈診を行う最大の意義は胃の気の微妙な動静を察知することです。
それにより、全身の気の歪みの状態を知ることができ、適切な治療処置につながると考えています。
また治療する際には、自分の鍼と灸が脈にそのまま反映している、という意識を大切にしています。
胃の気の脈診実技
実技の時間は、胃の気の脈診を講師の先生方に徹底的に指導していただきました。
講義後、新風先生から「胃の気の脈診は基本概念と手順をマスターすれば、ちゃんと身につく脈診です。なかなか習得できていない、と感じる方は何度も基本に立ち返ってください。」とのコメントをいただきました。
私も実技中、ついつい「脈の状態はどうか?ツボはどうか?」ということばかりに意識がいってしまうことがあります。体表観察は脈が改善するようなタッチであることが重要だと再確認できました(╹◡╹)
講師養成クラス
講義の時間、別室では講師養成クラスが開催されました。
テーマは腹診、打鍼です。
患者さんに触れる時は脈が良くなるようなタッチが大切だということを再確認して、手の置き方や意識の向け方、診るポイントなどを学びました。
今年度は講師候補に新たに5人加わり、切磋琢磨して研鑽を積んでおります!
本年度の定例会はまだまだ始まったばかりです!
今後も北辰会の魅力が詰まった定例会がたくさん開催されます。
迷っているなら、その気持ちを一歩前へ(*´꒳`*)
ぜひ一度、定例会に足を運んでみてください!!
以上、ブログ課スタッフ石川がお届けしました^ – ^