症例解説に学ぶ、日々の臨床能力を上げるポイントとは?

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みなさま、こんにちは✩°。⋆⸜(*˙꒳˙*  )⸝

段々と暑くなってまいりましたがいかがお過ごしでしょうか?

外も暑くなってきましたが、北辰会も鍼に対する“情熱”という熱さでは負けておりません!!笑

5月20日日曜日に高津ガーデンにて北辰会スタンダードコースが開催されました。

午前の講義は基礎実技で望診(気色診、舌診、爪甲診)と取穴、午後は八綱弁証、症例カルテ解説でした。

 

目次

北辰会方式<初診>の全体像を掴もう!!

講師:山本克仁先生

3月に行われた奥村裕一先生による公開臨床「四肢厥冷」をテーマに解説して下さいました。

 

症例解説の良い所は、なんといっても“全体像を掴める”所!
普段の講義では八綱・臓腑・・・と各弁証でブツ切りの様に理解してしまいがちですが、症例解説ですと全てを一連の流れでみることが出来ます。

 

北辰会についてよく耳にするのが

「北辰会の初診問診はめっちゃ時間がかかる( ^ω^)・・・orz・・・」

それには理由があります。

北辰会方式では、「病を見る前に人を見る。人を見る前にその周辺を見る」ことを大切にしています。病だけでなく、その人の性格や人間関係、生活習慣など、全体を捉えるために、時間をかけて丁寧に問診していきます。

山本先生の解説では、一つ一つの所見の中医学的意味合いはもちろん、その病(主訴)が起こった原因から現在の状態(証)までのストーリー(病因病理)を解説してくださいました。

 

日々の弁証論治能力を向上させるポイントとは

山本先生曰く、ポイントは

「全体の中での八綱・臓腑・気血等の位置づけを意識して〝全体像を掴むこと〝 そして問診力を養うためには、目的意識を持って意図的な問診と体表観察を行うことが重要。」

北辰会カルテの問診情報は膨大ですが、その中でも目的意識を持った問診を行うことで、緻密かつ正確な弁証論治に繋がるのだと学びました。

 

更に、山本先生のカルテは問診情報、体表観察情報、弁証論治がWordファイルにまとめられており、情報量が多いにもかかわらず、とても見やすいカルテでした。

 

北辰会の初診カルテには、それらの情報を記すスペースがありますが、Wordファイルにカルテを整理して、情報を保管するという作業に重要性を感じました。

 

実技研鑽で日ごろの臨床をワンランクアップさせよう!!

実技デモ:原元氣先生

午前中の実技では、それぞれの講師の先生の班について少人数で学びます。

少人数のいいところは講師の先生との距離感!!なんといっても講師の先生との距離が近いんです!!

講師の先生との距離が近い分、自分の体表観察をしっかりとみてもらうことができます。
さらに講師の先生の臨床の話や、日頃の自分の臨床で疑問に思っていることをたくさん質問することが出来ます~。

私も日ごろの疑問を、講師の先生にぶつけ散らかしました( ゚Д゚)(笑)!!!
講師の先生にはご親切にお答えいただけて、とても学びになりました。

 

患者さんの病理状態を把握しよう!!

講師:各務祐貴先生

患者さんにとってその時点の基本的な病理状態を把握できる方法…。
それが八綱弁証(^^

ということで、2018年度北辰会弁証シリーズが始まりました!!

第1回目は八綱弁証でした。太極陰陽論のお話や具体的な例題Q&Aを交えたお話でとても分かりやすかったです。これからのシリーズもこうご期待☆です!

 

~最後に~( *´艸`)

今回、定例会を受講して思ったことは、実技内容や講義内容がボリューム満点だな!と( ^ω^)・・・今日学んだことが明日からの臨床にすぐ役立てることができるなと思いました。

北辰会で学んだことを身につけ、普段の臨床能力をより一層よいものにし、一人でも多くの患者さんを幸せな笑顔にしたい!!!と思いました。

 

今後もボリューム満点の定例会が開催されます。同じ鍼灸師の皆様、日々の臨床能力を高めたい方、ご興味のある方、ぜひ一度ご参加ください~~(´っ・ω・)っ☆

ブログ課スタッフ・こぐまでした(´っ・ω・)っ♡

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