みなさんこんにちは^_^
7月1日(日)、スタンダードコースが大阪たかつガーデンにて開催されました。
前回の支部スタンダードコースに引き続き、今回は午後3時間が全て実技という、北辰会においては初の試みがあり「少しでも多くのものを持って帰ろう!」と、会場内は外の暑さにも負けない程の熱気に包まれていました。
「自分の体表観察をいろんな先生にチェックしてもらいたい!」
そんな悩みが解決された一日になったのではないでしょうか(^^)/
目次
体表観察実技
それぞれの班に分かれて、さっそく体表観察実技スタートです(^O^)/
今回は1時間ごとに講師の先生が違う班にローテーションして下さり、一日で3人の先生に実技をチェックしていただけるという豪華3本立てとなりました。
1:脈診
4月のスタンダードコースに引き続き、まずは脈診実技です(^^)/
北辰会方式では、いくつか種類がある脈診の中で、胃の気の脈診を行います。。
胃の気の脈診は患者さんに合掌してもらい脈を診るのですが、その際肩に力が入ってしまうと、正確な脈がみえにくくなってしまうので、そこも含めて皆さん講師の先生にチェックしていただきました。
2:望診
続いては望診です(^^)/
望診で重要なことは、まず遠くから全体を直観的にパッと診ることです。
このように診る習慣がついてくれば「今日はなんだか元気がないな、なんかあったのかな(・・;)」と、より多くの情報を得ることができます。
患者さんが治療院に入ってきた瞬間から治療は始まっているわけですね!
3:取穴・押手
最後は取穴・押手です(^^)/
体表観察によりツボの状態を探り、衛気を捉えたまま押手を作って、そのまま鍼を持っていくという一連の流れを指導していただきました。
この時重要なのは、一つ一つの動作が細切れにならず、体表観察を始めるところから、鍼を持っていくまでの動きが一調子であるか、ということです。
体表観察各論:望診
午前の講義では宮本教一先生が「望診」について解説してくださいました(^^)/
東洋医学における「神」には①広義の神(生命の総体・主宰)と②狭義の神(精神活動)の二種類があり、望診で診るのは一つ目の広義の神になります。
この神を診る際、最も重要になるのが「直観」であり、直観には「無意識・無心の状態で出てくる一つ一つの響き」「集積された経験の中から出てくる勘」の二種類があります。
また望診では顔面の気色も確認します。
重症、急性症では特に気色の状態が重要になるので、そのような患者さんが来院された際、適切な判断ができるよう普段から望診の練習をする重要性を説いておられました。
体表観察各論:舌診
午前の講義2コマ目は飯野祐二先生による「舌診」でした(^^)/
舌診は脈なし病やパニック発作で正常な脈が診ることができない患者さんなどでも有効な診察法です。
また他の体表観察と比べ初学者でも身につけやすく、カンファレンスなどで視覚的に評価しやすい、という利点があります。
北辰会方式の舌診学は、中医舌診を大いに参考にしつつも、藤本蓮風会長の膨大な臨床実践から、さらに多くのものを明らかにしているのが特徴です。
その全ては北辰会が発刊した「針灸舌診アトラス」に記されており、この書籍が特に優れているところは「舌の所見と他の体表観察との整合性」について詳しく書かれているところだと強調しておられました。
定例会の後は・・・
毎年恒例、ビアガーデンが開催されました(^^)/
「みなさんお疲れさまでした!かんぱーい!!」
お酒を飲みながら、いろんな先生方と楽しくお話しができて、本当に充実した一日となりました♪( ´▽`)
私自身今回の定例会、3時間で3人の違う先生にチェックしていただけたからこそ得られるものがあり、とても有意義な時間でした。
以上、ブログ課スタッフ石川がお届けしました!