気の偏在を捉える!北辰会独自の空間診とは!?

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皆さんあけましておめでとうございます!

今年も北辰会、盛り上がっていきましょう(^^)/

ということで新年一発目の定例会、スタンダードコースが1月13日、大阪たかつガーデンにて開催されました。

人体を一つの空間物体と捉えた時、どこに最も気が偏っているのか?

今回、気の偏りを把握することで、それを治療に応用してきた北辰会独自の診察法である空間診について学びました٩( ‘ω’ )و

空間弁証


講義を担当して下さったのは飯野祐二先生です(^^)/

空間弁証は空間診から得られた情報を元に行います。

問診所見と空間診から得られた情報(気の偏在部位)が一致していれば、空間的配穴が利用できます。

空間診

空間的な気の偏在を捉える体表観察は数多く存在しますが、その中でも特に重要視されるのが、臍・懸枢・百会の反応です。

1:臍

2:懸枢

3:百会

これら三部位周辺の反応(主に圧痛)を確認していき、どこに気の偏在があるのかを確認していきます。

例)主訴:左肩こり

臍・懸枢は左上の位置に圧痛、頭は百会左に熱感と圧痛

→空間左上に気の偏在があると判断し、百会左に処置

※実証で気滞を中心とした病態の場合

弁証のポイント

1:四診合参、弁証論治を踏まえる

実際は臍・懸枢・百会の反応だけで、空間的配穴は利用できません。

その他、脈診、尺膚診など上下左右、さらには前後をも把握し、多面的観察の上で最も空間的配穴が効果的と判断し得る場合にのみ有効となります。

2:空間的配穴を使うかの判断

いくら偏りがある症状であっても空間診にて大きな気の偏在が認められなければ、空間的思考は即切り捨てる必要があります。

また空間的配穴をする場合でも、必ず臓腑経絡弁証と合わせて取穴します。

詳しくは『上下左右前後の法則』をご覧ください!

体表観察実技

臍の下から時計回りにゆっくりと指を沈めていきます。

この時、圧痛を出すことが目的ではなく、気の偏在を確かめることがポイントです!

また、揺すりながら沈めていくのではなく、必ず邪に当たってから放射状に揺すります。

懸枢は第一腰椎棘突起の際を骨に擦り付けるようにみていきます。

邪がわかりにくい場合は、反対側を指で固定して擦ると捉えやすくなります!

百会の反応は、実が極まって凹んでいる場合もあります。

形態にとらわれず、正確に気の偏在を捉える能力が必要です!

症例カルテ解説

講義を担当して下さったのは足立尚哉先生です(^^)/

経過は良好であったが、背後に隠れていた心神の問題を意識することで、さらに著効した症例を解説していただきました。

「問診では実中心と判断、しかし体表所見は虚の反応が目立つ」

このような時、本当は疲れているのでは?と患者さんに問い詰めるのではなく、大切なことはなぜ実中心と判断しうる返答になるのか?

毎日休めず、強い責任感の中で自分を鼓舞して頑張っている方もいますよね ٩( ‘ω’ )و

 

「一つのプラスは全体の構造を変える!!」・・・もしや名言∑(゚Д゚)!?

この症例を通して、足立先生はどの患者さんでも本当に心神の関与はないか?という今までよりさらに詳細な目線で患者さんを診るようになったそうです。

臨床では一つの気付き(プラス)が自分の思考全体の構造を変えてくれますね!

講師養成クラス

別室では今年度最後の講師養成クラスが開催されました(^^)/

今回は古代鍼や刺鍼につなげるため、虚か虚中実のツボにモグサを置きました。

モグサを置く際の押手やタイミングなどの違いで、被験者の感じ方や脈に変化があることを体感しました。

詳しくは2月の順雪会にて!

楽しみですね٩( ‘ω’ )و

今年度の講師養成クラスでは、体表観察能力だけでなく、指導力も向上できるよう教えて下さいました。

学んだことを伝えていけるように励んでまいります!!

指導して下さった新風代表、油谷先生、山本先生、原先生、ありがとうございました。

 

以上、ブログ課スタッフ石川がお届けしました(^^)/

 

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