北辰会方式の臨床をすべて公開!公開臨床コース第2弾~腰痛~

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こんにちは!

2019年3月10日に北辰会エキスパートコースが高津ガーデンにて開催されました。

午前中は『応用実技』、午後は『公開臨床シリーズ第二弾』です。

平成最後の定例会の模様をお伝えします!

公開臨床シリーズ第二弾

昨年も行われた公開臨床シリーズが、今年もやって来ました!

講演して下さったのは、正講師の高木幸二先生です。

高木先生は会長・藤本蓮風先生の下で内弟子をされ、その後長きに渡り講師を勤めて来られた超ベテランの先生です。

そのような先生の問診から治療、養生まで聞くことが出来る貴重な本シリーズは必見です!

問診

主訴:腰痛 50歳 男性

腰痛は千差万別といっていいほど、痛みの種類や部位、随伴する症状が人によって変わってくる疾患です。

まず始めに腰痛について詳しく問診を進めていかれました。

様々にある内容の中で、以下、私が感じた注目ポイントを挙げていきます☆

①詳しい部位

腰と一言でいってもかなり幅が広いため、詳しく聞かないとどの経絡経筋の異常によって腰痛が発症しているかわかりません。

今回の患者さんの場合は、仙骨の右側の鈍痛で酷いと大腿後面~ふくらはぎ~第4・5指まで痛みや痺れが出現します。

痛めている部位として、足の太陽膀胱経の流注と一致しているため、なんらかの影響で足の太陽膀胱経の問題によって痛みが出ている可能性が考えられました(。 ・ω・))フムフム

②増悪・緩解因子

増悪・緩解因子は、主訴の虚実や、どの臓腑の異常かを明確にする上で欠かせないものです。

今回の腰痛では長時間の座位、前屈時に腰をひねると増悪し、歩くと痛みが緩和されるとのことでした。

③他の治療を行いどうなったか

3年前~から主訴発症していて、以前は痛みがある部位にマッサージを中心に時々鍼を行って、2週間ほどで治っていました。しかし、最近では効かなくなってきています。

④既往歴

既往歴は、予め予診表に記載頂くのですが、今回は11個の記載があり、その多くがスノーボードやサーフィンによる怪我でした。

そこから、今までどのような経緯だったのかを、流れるように問診されていました。

主訴発症前に大きくストレスがあり、腰痛が悪化。

その後、海外から日本に戻ってきました。

大勢の聴衆の前で、本人にとって辛い時期のことを話されている間、高木先生は患者さんの心に寄り添って話を聴いておられ、見ているこちらまで安心感を覚えるような場になっているのを感じました。

問診の感想

患者さんがお話された情報を、繰り返し確認されていたのが印象的でした。

また、問診を行うことで、患者さんへの人間理解を通して気の交流が起こり、いい治療に繋がるということを今回感じました!

切診~治療

問診で得られた情報を元に病因病理を考えていきます。

さらに体表観察を行い、多面的観察を行うことで最終的に弁証を決定し、治療します。

 

切診では、フェザータッチで広く大きく診ておられるのを感じました。

また、私が普段あまり意識することの無い、耳の形の左右差や、顔面診の左右差がある部分を確認されていたのが印象的でした。

体表観察所見を確認し終わり、先ほどの問診情報と体表観察情報から、病因病理と弁証と配穴を導き出します。

処置

今回の患者さんに対して、高木先生は足太陽膀胱経の経気不利と弁証され、承山穴へ5分間置鍼されました。

その後、詳細に病因病理をチャートにして頂き、解説を行なわれました。

結果判定

脈かなり緩み枯弦脈が取れ、脈幅出る。

肝相火の邪が取れて、右大巨と関元が充実しました。

患者さんの自覚も明らかに治療後に腰が楽になり、前屈して腰を捻っても、痛みがでない状態になりました^^

感想

問診~治療まで一連の流れで行って頂くことで、日々の臨床にそのまま生かせることが出来る講義でとても勉強になりました!

問診のポイントや、患者さんとのやりとり、病因病理の組み立てや配穴など、実際目のあたりにして多く学べました。

本などで知識をいれても、実際臨床で使っていくのは大変難しいです。

百聞は一見にしかずと言いますが、今回実際に見ることにより言語だけの情報ではなく、場の雰囲気や気の交流といった部分も大変勉強になります。

来年も開催予定になっていますので、是非ご参加下さい☆

応用実技

午前中には応用実技が行われました(^^)/

応用実技は自分でテーマを決めてトレーニングできるので、普段のスタンダードコースで出た課題など、自分の苦手なところを徹底的に復習できる絶好の機会です٩( ‘ω’ )و

気になった点があれば、すぐに講師の先生がアドバイスしてくれるので、自分が気付けていない新たな課題もまた浮き彫りになってきます!!

被験者の方とも「受けていてどうか?」「もっとこうしたほうがいいか?」などお互いの感覚を共有していきます(^^)/

「先生次こっちお願いします!」「その次はこっちで!!」と講師の先生方は常に引く手あまたで、皆さんの熱い熱気が伝わってきました!

明日からの臨床につながる知識・技術が学べたのではないでしょうか٩( ‘ω’ )و

Drコース

午前中別室では医師向けの実技指導が行われていました。経験・未経験、専門科目を問わずご興味のあるDrはお気軽にご参加下さい。

以上、石川&橋本がお送りしました。

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