1穴の意味をとことん掘り下げる!北辰会方式の経穴学!!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

梅雨真っ只中の7月14日、たかつガーデンにて本部スタンダードコースが開催されました!午前中は2つの経穴解説講義、午後は3時間みっちり基礎実技を行い充実した一日でした。

目次

経穴解説①「肺経・大腸経・胃経」


北辰会准講師 田淵大輔先生

北辰会は少数鍼治療を行うため、経穴に対する理解がなければ治療効果を十分に出すことが出来ません。経穴学を学ぶことで自分の臨床の幅を持たせることが出来ます。

以下の経穴を解説頂きました。

手太陰肺経  太淵 列欠 尺沢

手陽明大腸経 合谷 曲池

足陽明胃経  衝陽 上巨虚 足三里 大巨 天枢 滑肉門 不容 承満 梁門

経穴は単なる治療点ではなく経絡を通じ臓腑まで繋がり、さらには他の経脈や経筋、経別なども交差することにより、一つの経穴で大きく臓腑経絡を動かせる!と熱く語って下さりました٩( ‘ω’ )۶!

経穴解説②「脾経・心経・小腸経」


北辰会准講師 古田久明先生

田淵先生の肺経・大腸経・胃経の経穴解説に引き続き、脾経・心経・小腸経を古田久明先生が解説して下さりました。

手太陰脾経  大都 太白 公孫 三陰交 血海

手少陰心経  神門 少衝

手太陽小腸系 少沢 後渓

脾の臓は気血生化の源であり、統血を主ります。そのため脾経の経穴を見る時は単なる経穴の虚実だけではなく、血の状態を意識してどのようにアプローチしていくかが重要と。

また心の臓も血脈を主り、神を蔵して神明を主ることから神主学説による神門、後渓穴の使い方を説明して下さり、改めて神門、後渓穴の重要性を確認しました٩( ‘ω’ )۶。

基礎実技「背候診・原穴診・取穴」

まずは背候診の練習です!!

背部兪穴は手足などと比べツボが大きく、初学者にも変化がわかりやすい面があります。いきなりわからなくても講師の先生が手を取って丁寧に教えてくださるので安心ですヽ(^o^)

次は原穴診!!

背部兪穴でつかんだ感覚を元に、左右差の顕著なツボを診ていきます。

ツボが小さいため、下から少し押し上げるなど、正確に反応を捉えるためのちょっとしたコツなんかも学ぶことができますヽ(^o^)

最後は取穴です!!

今回は後渓・曲池・公孫で練習をしました。

反応がわかっても正確にツボの構造を認識し、その中心を捉えられなければ実際に刺鍼することはできません。皆さんマーカーで印をして講師の先生にチェックしていただいてましたヽ(^o^)

講師養成クラス(講師候補)

別室では講師養成クラス(講師候補対象)が開催されましたヽ(^o^)

今回は腹診・打鍼の復習と、その指導方法についてです!

体表観察の際、受講生の意識はどこにあるのか?

それに気付き、より良いタッチにするにはどこに意識を向けるよう適切なアドバイスができるか?

講師養成クラスでは、このような指導方法についてもみんなで勉強しております^ ^

指導してくださった新風代表、油谷先生、原先生、足立先生ありがとうございました!!

毎年恒例のビアガーデン

勉強会の後は毎年恒例、ビアガーデンが開催されました(^^)/

たくさんの先生方が参加され、鍼の話をアツく語らっていました٩( ‘ω’ )و

来年もまた楽しみであります!

以上、ブログ課スタッフ橋本&石川がお届けしました!!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

多くの鍼灸師・医師が学ぶ、北辰会方式の最新情報

日々の臨床において、好ましい効果が得られなかったり、

治療の根拠が曖昧になって次の打ち手に迷ったりしていませんか?

北辰会では

・中医学の理論を体系的に習得

・日本や中国を中心とした古典の学習

・鍼灸と漢方薬の基礎と応用

・多数の難病・重症の治験例・カンファレンス

・少数鍼による無駄のない負担の少ない配穴

・日本古流派の考えを取り入れた手技

・現代で求められる衛生面・インシデント予防の知識

を学ぶことができます。

これにより、今まで手に負えなかった疾患や、西洋医学でも難しいとされる疾患を治すことができます。


一般社団法人 北辰会の最新情報はこちら

SNSでもご購読できます。