今行うべき打鍼術のヒント

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(一社)北辰会会員 各位

いかがお過ごしでしょうか。
前回は「正気を高めておくことの重要性」、について示しました。
今回は、身近な方、ご家族の方への、正気を高め、予防につながりうる打鍼術をご紹介します。

①火曳きの鍼
②心下・脾募・肺先
③中脘・下脘
④(肝鬱が関与する場合は左右どちらかの肝相火)
⑤火曳き

要点:
・温疫、疫癘の邪は膜原(季肋部などに関連する)に入る
・湿濁を捌く~胃の気を助ける
・心肺に邪が入らないよう曳き下ろす

当該感染症の弁“病”論治的考察がかなり示されるようになりました。
感染が疑わしい場合、感染が確定した場合には鍼灸治療院での治療対象外であることはもちろんのことですが、普段来院される患者さんの腹診において、多くは先に示した部位に邪が現れていることでしょう。
しかし、多面的観察を行い、各所見の臨床的意義を鑑みた上で、病因病理を把握・弁証を行い、個々の患者さんに対して時節も踏まえ、「弁証論治」の精神を以て事にあたるのが北辰会方式です。
今一度『弁釈鍼道秘訣集』を手に取り、夢分流の理念を再確認して取り組んでみてください。

沢山の大切な方々を守ることができますよう、今こそ是非この安全な予防法を活用して頂くことを、蓮風会長も強く願っています。

(一社)北辰会 代表
藤本宗家十五代 藤本新風

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