みなさんこんにちは(^-^)だいぶ秋も深まってきましたね!!
今日は10月3日に行われましたExライブ配信のレポートです。
今回も7月の症例解説に続き、一つの症例に対してたくさんの意見交換がなされました。
目次
主訴「動悸と胸部の痛み」 40代男性
発表は高繁理祐先生による「動悸と胸部の痛み」
解説は正講師の油谷真空先生と坂井祐太先生です。
患者は40代男性。イライラすることにより症状が誘発されやすい、というもの。
まず前半では高繁先生より、患者さんの基本情報・現病歴・四診から得られた所見などを順番にご提示いただきました。
視聴者はその情報から病因病理・証などを推察し、もしそれらを明確にするために気になった点があれば、その都度コメント欄にて質問できます^ ^
メインの病理は明らかに肝鬱
「しかしその背後に隠れている虚の側面はなかったのか?」
「動悸と胸の痛みは果たして全く同じ病理といえるのか?」
この形式の症例解説は今回まだ2回目ですが、前回同様多数の質問が飛び交い、自分にはなかった視点にたくさん気が付ける白熱ぶりでした。
ここで一旦休憩タイムー( ´∀`)多数の情報を頭の中で整理整理!!
診断・治療・経過・考察
後半は診断・治療・経過・考察です。
「この情況からこの配穴は妥当であったか?」
「経過の中で病因病理はどう変化していったか?」
後半も視聴者みんなで意見を持ち寄り、この症例への理解を深めていきました(^^)
今回最も議論の中心となったのは、高繁先生が考察で提起された内容です。
「肝鬱メインと判断し、治療を進めたところ、確かに他の肝鬱に関わる症状は改善し、主訴も一定寛解はみられる。しかしまだ満足のいく結果には及んでおらず、今後治療を進めていく上でのポイントはどこにあるか?」
非常に臨床的であり、同じような境遇に直面したことがある方も多いのではないでしょうか?
最後のまとめで、油谷先生からも、この問題に対する重要事項をご提示いただきました。
症例の注意点と課題
「いかにも実証!という症例にこそ、虚の側面をしっかり否定することが大切。」
「もし虚の側面があった場合、標本主従の見極めをしっかりとしておく。」
「主訴の改善がスムーズにいかないのは肝鬱が強すぎるためか?という一つの可能性」
以上のことを明確にしていくためにも「経過の中でより丁寧な体表観察、再問診などが重要となってくる!」と強調されていたところが印象的でした。
私自身、この一つの症例だけで、たくさんの気付きがあり大変勉強になりました。
また次回も本当に楽しみですね( ^ω^ )
最後に
10月17日までツイキャスのライブ履歴から今回の症例解説が何度でも視聴できます!!(正会員:無料 准会員、准会員B、聴講:3000円)
まだ見ていない人も、一度見た方も大変勉強になりますので、是非ご覧頂ければと思います!
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