新型コロナウイルスによる緊急事態宣言により、延期を余儀なくされていた代表の講演が、ようやく実現します!!
来たる1月16日 公益財団法人 杉山検校遺徳顕彰会 令和3年度第5回学術講習会にて藤本新風代表が『北辰会の鍼術』をテーマに登壇します。
杉山検校遺徳顕彰会は、徳川綱吉の医師として当時視覚障害者の最高位であった「検校」を授かった杉山和一先生を、遺徳し、顕彰するために創設されました。
ご存じの通り、杉山和一検校の最大の功績は「視覚障害者教育」と「管鍼法」にあります。
天和2年(1682)、世界初の視覚障害者教育施設である「杉山流鍼治導引稽古所」、「当道座」(視覚障害者の芸能集団)を創設、ヨーロッパで視覚障害者教育が始まった18世紀より100年近く早く視覚障害者教育を行い、検校という官位を授かった偉人です。
また、「捻鍼法」が主流だった時代にあって、「管鍼法」を考案、体系化したことで刺鍼を容易にしただけでなく、さまざまな管鍼術をあみだしました。これは、鍼灸治療が世界に広まった要因のひとつであるといっても過言ではないでしょう。
そんな歴史を有する江島杉山神社の杉山和一記念館において、鍼管を使わない北辰会の鍼術を披露するというのは、とても興味深い試みです。
当日は、尾崎支部長、坂井正講師が新風代表の助手として登壇、実技の補助にあたります。
密を避ける、という意図から、「限定20名」での開催ですが、
北辰会の鍼を知らない、一人でも多くの方に知ってもらえる場が設けられたことは、当会にとってはもちろんのこと、鍼灸界全体にとっても吉報ですよね(^^)/
◆開催概要
会期
1月16日(日) 13:00 ~ 16:00
公益財団法人 杉山検校遺徳顕彰会
公式HP:公益財団法人杉山検校遺徳顕彰会/日本の鍼灸・あん摩を次の世代へ
Facebook:公益財団法人杉山検校遺徳顕彰会