こんにちわ。
関東支部の塚田と申します。
第49回日本伝統鍼灸学会学術大会沖縄大会(オンライン開催)が2021年11月13日(土)・14日(日)に行われました。
視覚障碍者のための情報提供委員会という、視覚に障害をお持ちの先生が大会に参加しやすくなるためのサポートを行う委員会に混ざらせていただいております。
私自身、視覚に障害がある立場での参加ということで、その視点ならではのリポートができたらと思います。
今回は、オンライン開催ならではのライブ感を味わえるだけでなく、アーカイブでの視聴ができるため、聞き逃したところや、改めて聞きたい演目もじっくり視聴できるところがメリットに感じました。
ちょうど13日、14日は親孝行のつもりで、父との親子二人旅中で、ちょうど神奈川県の葉山におりました。
葉山の海を眺めながら、佐島漁港で上がったタコや鯵を食べながら、大會に参加できるのは、オンラインでないとできないですよね!
一つ補足させていただきますと、私は目が見えていないので、情報は基本耳から入れます。耳に集中しながら他のことをしていてもきちんと視聴しているのとあまり変わらないという特技があります(笑)
そんななか個人的に印象に残った講演のひとつに、江口直美先生の「沖縄伝統薬用植物クヮンソウの睡眠改善作用と鍼灸療法への期待」がありました。
沖縄ではむかしから親しまれている食材だそうで、「忘れ草」という名前は私も聞きなじんでいましたが、沖縄ではこれを「クワンソウ」と呼んでいるようです。
根は生薬にもなっているようで、気になって調べましたところ睡眠と深い関りがあるようで、このことはもちろん知りませんでしたし、伝統的に食用されていることもまた知りませんでした。非常に興味的なお話でした。
それから私は視覚障碍者であるということから実技全般に見た目からの情報を得られない分、日頃から実技を見学する時、実技を行う先生の空気間などを感じて学んでいます。
しかしオンラインだと得られる情報がかなり少なくなってしまいます。
以前、大阪大会で当会代表 藤本新風先生が打鍼の実技デモをご披露なさってくださったのですが、最前列で見学していた時に感じた空気間はいまでも強く残っています。
目視はできなくても実技デモで学べることはたくさんあるのです意外と!
それを知っているだけにオンラインではそこが残念なポイントだなという印象でした。
とはいえ、いつもながら普段見ることができない先生方の実技は大変勉強になります。
また毎回、様々な流派の先生のお話が聞けて、とても楽しく勉強になっています。
他会の先生方のお話を聞くことで、北辰会で教えていただいている学術をきちんと学ぶことがやはり大切なんだなと、改めて気づかせてもいただけます。
知らないことを知れるということは、北辰会での学びのモチベーションを上げるという事にも繋がり、そういった視点からも伝統鍼灸学会への参加はとても意味があると感じています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
☆おしらせ☆
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担当講師:代表理事 藤本新風 学術部長 奥村裕一
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