Exライブ配信「症例解説:腰痛の一症例」

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みなさんこんにちは(^-^)

気付けば立秋ですが、まだまだ厳しい暑さが続きそうですね!

今日は7月31日に行われましたExライブ配信のレポートです。

今回も明日から使える臨床のヒントがたくさん秘められた貴重な発表でした。

Exライブ配信「症例解説:腰痛の一症例」

発表は高繁理祐先生による「腰痛の一症例」

解説は正講師の油谷真空先生と山本克仁先生です。

患者は50代女性。腰部に慢性的な脹痛とピリピリとした感覚を覚えるというもの。

「腰」といえば素問:脈要精微論に「腰は腎の府」という記載があり、腰の病は腎との関わりが深い事が提示されています。

しかし腰痛には虚実があり、腰痛=腎虚と短絡的に弁証することは非常に安易です。

まずは高繁先生より、患者さんの基本情報・現病歴・四診から得られた所見などを順番にご提示していただき、初診時の証・選穴、その意図に関しての説明がありました。

またより正確な弁証を行うため、視聴者からも主訴に関わる情報の質問が数多く飛び交い、自分にはなかった多くの視点に触れることができました。

主訴発症には肝鬱気滞が関わるが、初診時は血瘀がメインで、それが足少陽経の経気不利を招いていると判断。

治療:右足臨泣(瀉法)

治療後、腰部の緊張は軽度緩み、瘀血に関わる所見も一定寛解がみられるが、動作時の痛みは変化なし。

2診目も痛みに変化なく、新たに耳鳴り・頸肩部の凝りを自覚。

ここで高繁先生はもう一度情報を洗い直し、初診時に従属的な物と判断していた肝鬱気滞を本と判断、また足太陽膀胱経の経気不利も疑い、百会(右)を処置。

それ以降、主訴と周辺症状に大幅な寛解がみられました。

北辰会方式の治療の多くは1本鍼です。

1本だからこそ、自分の治療がどう効いたのか振り返りやすく、標本主従も明確にしやすいという大きな利点があります。

今回の治療は見事に2診目で病因病理を修正し、より適切な治療を導いた症例であり、大変多くの学びがありました。

実際同じような境遇に直面したことがある方も多いのではないでしょうか?

最後のまとめで、油谷先生、山本先生から、本症例におけるいくつかの問題提起がありました。

特に印象的だったのは「本症例における瘀血の意味」です。

所見からも確かに瘀血は存在する。しかし足臨泣の処置は著効せず、その後空間的な気の偏在が右上であることが判明。ここから下焦にある瘀血そのものは主訴に直接的関連は少ないものの、腫塊を形成させた病因病理こそが主訴との関連が深い。という推察でした。

また百会の処置で著効したが、本症例の根本である肝鬱が改善したと言い切れるのか。

単に経気不利が改善しただけではないのか。

そこを明確化していくためにも、臓腑の状態を直接伺える背候診を丁寧にすることの重要性を強調されていたのが印象的でした。

最後は代表も登場されて、貴重なお言葉をいただきました。

「普段から卑近な症例を丁寧に診ていくからこそ、重いものも診れるようになってくる。」

自分にも言い聞かせて、また明日からの臨床も一例一例丁寧にがんばっていこうと思います( ^ω^ )

この一症例を通して、多くの学びに心より感謝です。

先生方、本当にありがとうございました。

また次回も楽しみですね( ^ω^ )

最後に

8月14日までツイキャスのライブ履歴から今回の症例解説が何度でも視聴できます!!(正会員:無料 准会員、准会員B、聴講:3000円)

まだ見ていない人も、一度見た方も大変勉強になりますので、是非ご覧頂ければと思います!

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