2月5日(日)に第16回古典ライブ講座「眼目」が行われました。
藤本新風代表と奥村学術部長、そして北辰会の眼科の大家、渡邉久子正講師のスペシャリスト3名による白熱した講義でした!
春先にかけて多く見られるようになる眼目の病。
私は火熱による症状ばかりに目が行きがちなので、今回の「眼目」の講義を繰り返し視聴し、しっかり学びたいと思います!!
とくに印象に残った部分をご紹介していきます!
◯鍼灸則
目の明を失ふ者、四気七情の害する所多しとありました。七情の関わりばかりに目が行きがちだなと反省しました…。
また鍼灸則の眼目の病に用いる経穴の、「少商」について、空間として頭部に対応しており、井木穴であること、魄との関係などの重なり、伝統的に臨床効果があるということ。また目の病で「少商」に圧痛が出ていることが多いと渡邉先生からご指摘があり、目からうろこの内容でした。
眼目の病を診る際には井穴を診ることも意識したいと思います。
今回の内容では臨床における黄帝内経の活用、陰陽理論への理解を深める必要があると痛感する内容でした。
(陰陽理論についは東洋医学の宇宙に詳しく解説が載っているので熟読したいと思います)
また、眼病=火熱の上衝とすぐに断じることへの危うさも痛感しました。
今回も古典の内容を臨床的に落とし込んだ内容が多く、イメージが持ちやすい講義でした。
またe-ラーニングと違ってライブ特有の余談話も大変面白く、勉強になりました。
学びは尽きませんが、上記の内容を理解し一人でも多くの患者さんに今回得た学びを還元していきたいと思います!