皆さん、こんにちは!
3月19日(日)、大阪たかつガーデンにて北辰会役員講師研修会が開催されました。
この研修会は年に一度、講師陣が一堂に会し、北辰会方式を正しく継承、発展していくための方針確認や指導内容の統一を図るものです。
今回は3年ぶりの開催となり、みなさん熱く、様々な意見交換がなされていました!
また午後には、藤本蓮風会長からのメッセージと藤本新風代表の代表講演、山本克仁先生と原元氣先生より2023年度の運営方針などの説明がありました。
今回講師候補として参加させて頂きましたので、研修会の模様をお伝えします!
目次
古代鍼実技
午前は、古代鍼の指導内容について実技を行いました。
古代鍼とは、蓮風会長が中国の古代遺跡から発掘された鍼をヒントに再現されたものであり、刺入せずに接触したり翳したりして衛気を動かす鍼法です。
刺鍼に適さない非常に敏感な体質の方や小児、正気の弱りがあり刺鍼できない状態の方も受けることができる鍼です。
はじめに、古代鍼指導の流れについて確認しました。
まず第一に鍼を扱う上で大事なのは、鍼を磨き、鍼の気の通りを感じ、また鍼を大切に扱う感覚を身につけること。
実際に鍼を磨く前と後とでは、労宮に翳したときの感覚が違います。
その感覚が実際に鍼をするときにも活きてきます。
その後、准講師と講師候補が班に分かれて体表観察を行い、実際に打鍼・古代鍼をして正講師の先生方にチェックしてもらいました。
衛気の動きを察知するように、まず古代鍼よりも気の動きがマイルドな打鍼の鍼を用いました。
鍼を接触するのは短い時間ですが、その鍼を近づけ、接触し、離す一連の動きの中に、鍼を近づけるスピードや離すタイミングなど、様々な微細な技術を必要とします。
百聞は一見に如かずとはいいますが、
実際に正講師、准講師の先生方に鍼をしてもらうことで、鍼の近づけ方、離し方、押手や気が動く感覚など、とても勉強になりました!
たくさんの課題が浮き彫りになったので、持ち帰って繰り返し訓練です。。。
来年度は夏季研修会・冬季研修会で古代鍼を学ぶ機会があります。
打鍼や古代鍼で衛気の動きを察知して補瀉が出来るように訓練していくことが、毫鍼による刺鍼のスキルアップにもつながります。
ぜひ定例会・研修会に参加して一緒に勉強してまいりましょう!
会長からのメッセージ
午後のはじめに、北辰会 藤本蓮風会長よりビデオメッセージを頂きました!
「この役員講師研修会は先輩が後輩に、北辰会で学んだことを自分なりに消化してその内容を後輩たちに伝えるもの。いわば伝統を伝える大事なものだということを意識して参加するように。」
とメッセージを下さり、身の引き締まる思いがしました。
代表講演
続いて、藤本新風代表による代表講演がありました。
実技指導の在り方や講師として大切にしたいことなどを熱く話して下さいました。
その中で仰っていたのが
「技術には言語化できない(すべきではない)面があることを諒解しつつ、言語化に努める」ということ。
鍼灸師の勉強会で、ここまで技術を言語化して考え、説明してくれるところは他にないのではないでしょうか。
打鍼・古代鍼の指導法
続いて午後の実技では、一般会員や聴講生に的確にアドバイスが出来るように、指導スキル強化を図りました。
准講師は古代鍼の指導法を、講師候補は打鍼の指導法を強化しました。
講師候補班では、実際に体表観察と打鍼をしていく中で、今処置した打鍼の改善点は?どうしたらもっと効かすことができるのか?どう表現すれば分かりやすく伝えられるか?などを考え、意見を出し合いました。
懇親会
研修会後には、懇親会が開催されました(^^)v
多くの先生方が参加され、大盛況でした!
懇親会では、講師の先生の臨床の経験談なども伺えて、貴重な時間を過ごすことができました。
北辰会には、鍼灸の素晴らしさや臨床家としての真摯な姿勢を見せて下さるたくさんの先輩方がいることを改めて実感した1日でした。
またこれから1年、楽しみです(^^)/
最後に、この会を企画してくれた企画広報部のスタッフの写真をパチリ☆
以上、今年度もありがとうございました!!
北辰会では新規会員も随時受付中!
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