第67回全日本鍼灸学会・大阪大会レポート

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みなさんこんにちは^_^
2018年6月2日〜3日の二日間、全日本鍼灸学会がハイアットリージェンシー大阪と森ノ宮医療大学にて開催されました。

全日本鍼灸学会は会員数が5000名を超える、鍼灸の中では一番大きな学会です。

大会テーマ

『健康・長寿を支える鍼灸学』
〜新たなるエビデンスとナラティブへの挑戦〜

テーマには、より質の高い科学的根拠(エビデンス)の追求と、病の物語や体験(ナラティブ)を重視することで「鍼灸によって人々がより良く生き、より良く生命を終えることを支える」という意味が込められています。

 

健康・長寿を支える鍼灸学 伝統鍼灸のあり方―北辰会からの提言―

北辰会からは「日本伝統鍼灸セミナー」として、森ノ宮医療大学コスモホールにて、藤本新風先生が講演されました。

普段の定例会とは違い、学会では北辰会方式を全く知らない先生や、鍼灸自体をあまり知らない医師の方なども来られています。

まずは鍼灸の歴史と北辰会方式の特徴について解りやすく説明していただきました。

そして伝統鍼灸のあり方として、医学史をしっかり踏まえた上で、一貫して「内経」以来の学術・精神性に基づくことの重要性を説いておられました。

また、古典を読む際には、古典をそのまま臨床に合わせるのではなく、臨床事実に合うように古典を読む(臨床古典学)ことが必要であり、発掘・継承のみならず、臨床に基づき必要に応じて発展させることが大切であると主張されていたのが印象的でした。

「古いものからありがたく勉強させていただいて今に活かす」

という精神が大切ですね٩( ‘ω’ )و

 

実技供覧

講演の後半には実際に北辰会方式の治療を披露して下さいました。

北辰会方式における体表観察をした後、頭のツボに刺鍼する際の様子です。

北辰会では撓入鍼法という独自の刺鍼術を採用しています。

「一瞬で分かりにくかった」という方はぜひ一度、定例会にも

足を運んでみて下さい(^o^)/

 

続いて二人目の被験者

こちらは北辰会方式独自の脈診法「胃の気の脈診」を行っている様子です。

写真には写っていませんが、このコスモホールは400人収容の会場であり、実技の際には立ち見の人も多数おられました。

この被験者の方もかなり緊張していたかと思います(゚o゚;;

正確な脈を診るため、そして受け手を安心させるために笑いを交えながら、被験者の方をリラックスさせている新風先生がとても印象的でした。

 

こちらは体表観察の後、腹部に打鍼を行っている際の様子です。

40分という僅かな時間ではありましたが、新風先生が伝えたいことがギュッと凝縮された大変充実した時間でありました。

 

参加者へのインタビュー

会場質問の時間は取れませんでしたが、私がインタビューさせていただいた方からは

「今まではただ勉強のためと思って読んでいた古典ですが、これからはより自分がやっている臨床に則して読んでみようと思いました」

「北辰会では詳細なカルテ記入、時間をかけた丁寧な問診があり、まさにナラティブが重視された勉強会だなと思いました」

などの声が聞けました。

 

学会に参加してみて

全日本鍼灸学会は、ベテランの方だけでなく、学生の発表枠などもあり、いろんな世代の先生方の治療法、考え方に触れることができます。

私は毎年参加している学会ですが、今年は特に「どのような経緯で病になったのか、そしてその時の状況はどうだったのか」ということをしっかり踏まえた上で、いかに患者さんと関わるか、というまさに「ナラティブ」を重視した発表が多く見られたように思います。

全ては患者さんのために!!

今後もこのような発表が増えていくことが楽しみですね^_^

以上、ブログ課スタッフ石川がお届けしました。

 

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