北辰会の定例会に参加し始めてから半年が経ち、聴講生として冬季研修会「順雪会」に行ってきました。
順雪会は、宿泊型の研修会として毎年冬に熱海で開催されています。
毎回、様々な研修テーマが設けられていて、今年は「打鍼・古代鍼」でした。
初心者からベテランまで学べるように、コース設定がされており、私は初めてだったので打鍼初級コースで参加しました。
今回はその模様と、私が感じたことを綴りたいと思います。
目次
腹診・打鍼講義
腹診の歴史、腹診における邪の概念、打鍼手技の押し手、槌捌きなど。
基礎となるポイントを分かりやすく教えてもらいました。
普段の定例会での座学、実技では体表観察としての邪の捉え方などの勉強はしますが、
打鍼手技の押し手、槌捌きまではやらないので、ここで初めて学ぶことができて、体表観察から打鍼へと、一つの治療として繋げて学ぶことができました。
古代鍼講義
今回は、打鍼だけでなく、古代鍼の使い方と効果を上げやすい穴処、効果判定、練習法を実際にデモを見て学ぶことができました。
古代鍼・打鍼実技
続いて、古代鍼班・打鍼班に分かれての実技。
私は打鍼コースを選択していたので、打鍼班へ。
まずは押し手の作り方から。
初めてだったので、なかなか力加減が難しく、まっすぐに鍼を支えるだけでも難しいことを知りました。
その上、搥捌きで手首のスナップや、肘の角度などが重要で、患者さんの身体の面に対して押し手、搥捌きも変えていかないといけないので、フォームだけでも簡単なことではありません。
練習法として、空中で色んな角度で叩く練習などで慣れていくように教わりました。
一日で出来るようになるものではありませんが、学んだことを今後どう練習していくか指導してもらえたので、少しずつ励んでいきたいと思います。
そして、普段の定例会では一日で終わりますが、次の日も続けて講師の先生の指導を受けながら勉強できるので、この日できなかったことを意識しながら、次の日学ぶことができます。
講義終了後・・・
実技を終えてからホテルにチェックインです。
実は、、、私は人見知りなので、申し込む際に泊まり込みで、しかも相部屋という点で不安を感じていました。
けれど、部屋には、いつも実技などでお世話になっている先生と一緒だったので、
その先生を介して他の先生方とも話せることができ、また、皆さん気さくな方だったので、申し込む際の不安な気持ちはなくなりました。
他にも、今まで定例会でお見かけしたことはあるけれど、お話したことはない先生とも話すことができ、その後の定例会へ参加しても関係を繋げていけたという点は、人見知りの私にとっては、とても大きな収穫だったなと思います。
懇親会
たくさんの余興があり、隣に座った先生と楽しく話したり、個人的な悩みなども相談できて、とても楽しく有意義なひと時でした。
代表講演
2日目の午前中は、藤本蓮風代表(現会長)による代表講演「患者さんに如何に向き合うか」でした。
患者さんとの接し方や、術者としての心の持ちよう、代表の熱い想いが心に響きました。
中でも「崩れながら崩れないこと」の重要性については、とても響きました。
総仕上げの実技
午後は、前日の実技の続きです。
同じ練習を繰り返しながら、他の先生の槌の材質でも打たせてもらったりと、あっという間に時間が過ぎました。
打鍼について学べる場というのは限られてるので、最初は不安でしたが、思い切って申し込んでみて、こういった機会を生かして学べたことは本当に良かったです。
文章 長岡舜也先生(2018年4月入会)
来年度・冬季研修会「順雪会」開催のお知らせ☆
学びと出会いが、たくさん詰まっている冬季研修会☆
初めての方、不安な方もご遠慮なくお申込み下さい!
きっと、学びたかったことに出会えますよ◎
皆様のご参加お待ちしております!
日時:2019年2月10日(日)・11日(月祝)
場所:熱海温泉 大月ホテル和風館
詳細:下記PDFファイルをご覧ください(^o^)
申込み:下記の申込みフォームから簡単にできます^^